こんにちは、Marcです。
今回のテーマは「外宮の神々を参拝する所要時間と見どころ」です。
日本で最も神聖な場所として知られる「伊勢神宮」。しかし、意外とその基本的な知識を知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、
伊勢神宮って有名だけど、何の神様でどんな見どころがあるんだろう?
見どころが多そうなので、参拝可能時間や所要時間について知りたい!
といった疑問について、実際に参拝した時の経験をもとにお答えしていきます。
ぜひ、あなたの旅の計画にお役立てください。
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伊勢神宮とは?
伊勢神宮の正式名称は「神宮」
日本の神社の原点とも言える存在で「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」を中心とした125のお宮の総称です。
「天照大御神」を主祭神とし、古代より神聖な場所として信仰を集め、今なお多くの参拝者が訪れる「日本人の心のふるさと」と言える場所なのです。
この記事では「外宮」について解説していきます。
歴史、文化、信仰に関する基礎知識は以下の記事でまとめています。
ここからは、一般的に浸透している「伊勢神宮」の呼び方で解説を進めていきますね。
外宮の神々(御祭神)
外宮の域内には4つのお宮があり、それぞれに5柱の神々が祀られています。
豊受大御神
「豊受大御神(とようけおおみかみ)」は、内宮に祀られている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」の食事を司る神様です。
最も尊い天照大御神を支える存在であることから、日本全体の五穀豊穣、衣食住をはじめとした産業の守り神と言われています。
今から約1,500年ほど前に丹波国(現:京都、兵庫あたり)から移り、鎮座されたと言い伝えられています。
豊受大御神荒御魂
荒御魂(あらみたま)とは、神様の荒々しい側面や荒ぶっている魂を指し、反対に神様の御魂のおだやかな働きを「和御魂(にぎみたま)」といいます。
よって「豊受大御神荒御魂(とようけおおみかみのあらみたま)」は豊受大御神の荒々しい部分を指しています。
荒御魂は時に自然の厳しい側面と関連付けられることがあります。
大土乃御祖神
大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)は、地元・山田原の鎮守神です。
外宮に鎮座後は、宮川堤防の守護神として平安時代末期に別宮に昇格しました。
現代以上に古代は川の氾濫による災害の影響が大きく、その脅威から人々を守る存在と言えるでしょう。
級長津彦命・級長戸辺命
級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)は「国生みの男神」である伊弉諾命の御子神で、雨風を司る神です。
古代の人々の生活の軸だった農耕は、雨風によって農作物の成長に大きな影響を与えることから、とても丁重に祀られています。
外宮の参拝時間と所要時間
外宮の参拝可能時間は季節によって異なります。
- 1月~4月・9月
-
午前5時~午後6時
- 5月~8月
-
午前5時~午後7時
- 10月~12月
-
午前5時~午後5時
冬期は早く閉じてしまうので、時間に余裕を持って参拝しましょう。
内宮ほど広くはないので、20~30分あればのんびりと回ることができます。
外宮の参拝作法
基本的な参拝作法は他の神社と変わりませんが、外宮独自の注意点もあるのでしっかり把握しておきましょう。
- 内宮を参拝する前に外宮を参拝する
- 外宮の境内は左側通行
- 二拝二拍手一拝
- 正宮でのお賽銭は禁止
- 個人的なお願いごとより公なお願いごとが望ましい
それぞれについて詳しく解説します。
1. 内宮を参拝する前に外宮を参拝する
内宮の参拝前に外宮を参拝するという習わしがあるためです。
どちらか片方しか回らないことは「片参り」と言われ、縁起が良くないとされています。
2. 外宮の境内は左側通行
内宮は右側通行ですが、外宮は左側通行となっています。
先に外宮を参拝することから、間違いやすいので注意です。
3. 二拝二拍手一拝
こちらについては他の神社と変わりません。
4. 正宮でのお賽銭は禁止
「神社ではお賽銭をするもの」という意識があるかと思いますが、正宮ではお賽銭が禁止です。
これは「私幣禁断」という、天皇陛下以外のお供えは禁止していた決まりの名残と言われています。
5. 個人的なお願いごとより公なお願いごとが望ましい
伊勢神宮は本来、天皇陛下が天照大御神に国民の幸せを祈るお宮であることから、個人的な願いごとより公な願いごとをする方が良いと言われています。
参拝する際は神様への感謝や国家の繁栄を祈りましょう。
参拝前に公式サイトの参拝作法とマナーもしっかりチェックしてくださいね。
外宮の見どころ
外宮の見どころを紹介します。神聖なお宮と自然豊かな空間の魅力について、参拝前に抑えておきましょう。
正宮(しょうぐう)
正宮(豊受大神宮)の御祭神は「豊受大御神」です。
天照大御神をはじめとする神々に食事を供える「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」が、1500年以上の間、毎日続けられています。
また、正宮の隣にあるスペースは「古殿地」と呼ばれており、前回の遷宮まで御殿が立っていた場所です。
次回の式年遷宮の時はこちらに正宮が作られます。
多賀宮(たかのみや)
多賀宮の御祭神は豊受大御神荒御魂です。外宮の三所の別宮のうち、第一に位しています。
殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさとなっています。
土宮(つちのみや)
多賀宮の御祭神は大土乃御祖神です。
他の別宮が全て南に面するのに対し、土宮だけが東に面しています。諸説ありますが、その理由は明らかになっていないそうです。
風宮(かぜのみや)
風宮の御祭神は級長津彦命、級長戸辺命の二柱です。内宮に鎮座する風日祈宮と同様、雨風を司る神様として祀られています。
外宮へのアクセスと周辺情報
外宮へのアクセス方法、駐車場、周辺情報について解説します。
アクセス
伊勢市駅から外宮までは徒歩で行くことが可能です。
- 電車
-
近鉄・JRの伊勢市駅から徒歩で約5分
- バス
-
近鉄・JRの伊勢市駅からバスで約5分
伊勢ICから外宮前駐車場まで車で約6分
伊勢市駅からも近くアクセス良好です。内宮へはバスで15分程離れています。
駐車場
駐車場は周辺に4箇所あります。
駐車場名 | 所在地 | 利用時間 | 料金 | 台数 |
---|---|---|---|---|
外宮第1駐車場 | 三重県伊勢市本町15−15 | 終日 | 無料 ※駐車時間は2時間まで | 50台 |
外宮第2駐車場 | 三重県伊勢市豊川町 | 終日 | 2時間まで無料 | 210台 |
外宮第3駐車場 | 三重県伊勢市本町16 | 終日 | 2時間まで無料 | 60台 |
北御門広場臨時駐車場 | 三重県伊勢市一志町4−18 | 終日 | 2時間まで無料 | 120台 |
かなりの台数が駐車可能なので、初詣、土日祝日、長期連休を除けば問題なく停められるはずです。
周辺情報
外宮の周辺には有名な神社や観光地があります。ぜひ合わせて訪れてみてください。
内宮
正宮に祀られているのは、皇祖神であり太陽を司る「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」です。他、2つの別宮も鎮座しています。
5:00~19:00(季節により変動あり)
外宮からバスで約15分
外宮
五穀豊穣・衣食住をはじめとした産業の守り神である「豊受大御神」を祀っています。他、3つの別宮も鎮座しています。
5:00~19:00(季節により変動あり)
内宮からバスで約15分
おはらい町・おかげ横丁
昔ながらの商店が立ち並ぶおすすめスポット。内宮参拝前・参拝後にご当地グルメを食べ歩きしてみましょう。
9:30~18:00(季節により変動あり)
内宮から徒歩で約5分/外宮からバスで15分
二見興玉神社
かつて伊勢神宮を参拝する前の禊の地に鎮座する神社です。荒々しい伊勢湾に佇む夫婦岩が象徴的。
終日参拝可(授与所:18:00頃まで)
内宮から車で約20分/外宮から電車と徒歩で30分
猿田彦神社
とても縁起が良い神社です。伊勢市駅からバスで内宮に行く途中の「猿田彦神社前」で下車すれば立ち寄り可能です。
終日参拝可(授与所:8:30~17:00)
内宮・外宮からバスで約8分
外宮のよくある質問
外宮に関するよくある質問をまとめました。
外宮の口コミ
外宮についての口コミを旅行サイトから集めてみました。他の人の意見も参考にしてみましょう。
伊勢神宮内宮は張り詰めた空気感で身が引き締まりますが、伊勢神宮外宮は親しみやすく、大きく呼吸できる場所です。過去に2度、友人と参拝にきたことがありますが、多賀宮への参拝は初めてだったと思います。少々階段はキツイですが、参拝できて本当に良かったです。
引用:じゃらん
早朝5時過ぎ、まずこちら外宮に赴いたんですが、ゴールデンウィークとは言え、その時間にはさすがに人も少なく、その雰囲気は正に「粛然」という感じで、身が引き締まる思いがしました。
引用:じゃらん
内宮より人が少ないからか、とても静かで落ち着く場所でした。ゆっくり参拝させていただきました。
引用:じゃらん
伊勢駅からも歩いて5分ほど、バス停も近いので、ここから内宮にも行けます。
伊勢参りは二見浦から外宮から内宮の順番で参るのを後から知って順番間違えてショックでした。皆さんも伊勢参りは順番間違えないように参拝しましょう。
引用:じゃらん
あくまで観光地では無く、神聖な神社って感じで、立ち入り禁止の部分も多く、御正宮も参拝の位置からかなり遠いですね。別宮の神様の説明文の看板でもあればなぁとは思いましたが、ここはそういう所じゃないですね。
引用:じゃらん
口コミを見ると、多くの方がその神聖な雰囲気に感動している様子が伺えます。
一方、おはらい町通り・おかげ横丁などが近くにある内宮に比べ、観光地としては物足りないとの意見も見られました。
そもそも信仰の地であって、商業観光地ではないということは理解しておきましょう。
外宮に行くならおすすめのホテル
外宮参拝や伊勢観光におすすめのホテルをいくつか紹介します。
三交イン 伊勢市駅前
伊勢市駅の目の前にある観光拠点としておすすめのホテル。人工温泉を完備しているので旅の疲れも癒せます。
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
外宮まで徒歩で約5分
いにしえの宿 伊久
内宮やおはらい町通りまで徒歩10分以内で行ける好立地!大浴場と露天風呂付き客室もあるホテル。
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
内宮まで徒歩で約8分
まとめ
最後に本記事のまとめです。
- 内宮と並ぶ日本で最も神聖な場所に立ち入ることができる
- 神々しいお宮や豊かな自然の中でリフレッシュ
- 内宮に比べて混雑していないのでのんびり参拝できる
- 季節により参拝可能な時間が異なるので事前にチェック
名称 | 神宮 外宮(伊勢神宮 外宮) |
---|---|
所在地 | 〒516-0042 三重県伊勢市豊川町279 |
電話番号 | 0596241111 |
URL | https://www.isejingu.or.jp/ |
参拝時間 | 5:00~19:00(季節により変動あり) ※公式サイト、もしくは本記事の「外宮の参拝時間と所要時間」を参照 |
定休日 | 無休 |
参拝料 | 無料 |
御朱印所 | 神楽殿 |
駐車場 | あり |
一生に一度は必ず訪れたい伊勢神宮。
その神聖な境内に立ち入った瞬間、他の神社とは異なる特別な感情を抱き、その素晴らしさに魅了されてしまうこと間違いなしです。
事前に歴史や神話、見どころを知っておくことでより楽しむことができますよ。
この記事がこれから訪れる方の参考になれば幸いです。
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